昭和35年(1960年)創業。常に最高品質のお米を作ることに日々精進しています。

お米のQ&A Question and Answer

おいしいごはんを炊くためのポイントは?

1. 計る

お米の計量にばらつきがあると、同じお米でも炊きあがりが違ってきます。計量カップはきちんとすりきりで計りましょう。

2. 洗う

今は精米技術の向上でお米にあまりヌカがついていないため、ごしごし研がず2~3回軽く洗う程度で十分です。研ぎ汁が白く濁って見えるのはお米から出たデンプンです。あまり研ぎすぎるとお米の中のデンプンが減り、ごはんに甘みがなくなってしまいます。
お米を洗う時はボウルや炊飯器の釜を使いましょう。ザルで洗うとお米が割れてしまうこともあるので注意してください。
また、お米を洗った後ザルにあげておくと、お米の表面が乾燥し割れてしまうことがあるのでやめた方がよいでしょう。

3. 水加減

まずは炊飯器の目盛りどうりに炊いてみましょう。お米は種類や購入時期によって水の吸収がそれぞれ違います。
目盛りはあくまで目安量ですので、あとはお好みにあわせて量を微調節するのが一番よい方法です。
また、新米は水の吸収がよいため1割程度減らし、古米は1割程度増やすとよいでしょう。

4. 浸漬

水温によってお米の吸水が変わってきますが、最低30分は浸しましょう。お米が充分水を吸水するまでには2時間位かかります。長時間浸ける場合は冷蔵庫に入れた方がよいでしょう。

5. 蒸らし

炊飯器に蒸らし機能がついている場合は必要ありません。お釜や鍋で炊いた場合は10分~15分程蒸らしましょう。

6. 仕上げ

炊き上がったら余分な水分を飛ばすため、すぐにかき混ぜましょう。米粒をつぶさないように釜の底からふんわりとかき混ぜます。
はい、ふっくらおいしいごはんのできあがり!炊き上がったら15分以内に食べるととってもおいしく食べられますよ。

炊いたごはんをおいしく保存するには?

炊いたご飯が残ったら、炊飯器での長時間の保存は避けましょう。ごはんが温かいうちにラップできちんと包み、すぐに冷凍庫に入れ保存しましょう。必要な時に電子レンジで解凍すれば、炊き立てと変わらないおいしいごはんが食べられます。

どのお米がおいしいの?

よくお客様から聞かれますが、簡単なようでとても難しい質問です。それは、お米のおいしさといっても『一人一人味の好みが違うこと』や『味だけでなく「食味と価格とのバランス」がお客様の選択条件になること』が多いからです。当店では全国より常時20種類以上の玄米を取り揃え、お客様にお米の選択のアドバイスをさせていただきます。お客様にいろいろなお米を食していただいて、ご自分のお好みの味やお手頃なお値段のものを見つけていただくことが、おいしいお米を見つける一番よい方法です。

お茶碗1杯っていくら

みなさん、お茶碗1杯のお米っていくらぐらいになるかご存知ですか?実はお米はとってもお得で、経済的なんですよ。仮に1合(約150g)でお茶碗3杯分とれる計算で考えてみると、1杯約50gになります。つまりお米5kgでは100杯、10kgでは200杯となります。
お米の値段で割ってみましょう。もし10kg4,500円のお米なら1杯約23円、5,500円のお米でも約28円です。普段、食べているパンや麺類などはいくらでしょうか?お米はキロ数がまとまっている分高く感じますが、こんなに安くて経済的な食べ物はないですよね。いま食べているお米の値段で計算してみてください。きっと安いなぁと思うはずですよ。

つきたて米がおいしいって言われるのはなぜ?

お米は、つきたて(精米したて)程おいしいと言われます。それは精米した時から徐々に脂質の酸化が進み、日が経つにつれて美味しさが落ちてしまうからです。おいしいごはんを味わうためには銘柄以上に鮮度が重要なのです。おいしく食べられる期間は、白米の場合、精米してから冬場で1~2ヶ月、夏場で2週間位を目安にしましょう。当店ではお買上げいただいた玄米をその場ですぐに精米いたします。1kgから承っておりますので「つきたて」のおいしさを是非一度ご賞味ください。

お米の上手な保存方法は?

お米も生鮮食品と同じで、低温で保存すると鮮度が保たれます。
一番よい保存方法は、よく洗い乾かしたペットボトルやタッパーなどにお米を入れ、冷蔵庫の野菜室に入れていただくことです。もし冷蔵庫に入りきらない場合は、「温度が低い」「湿気が少ない」「直射日光が当たらない」場所で保管してください。
台所や電化製品の近くは温度が高く、湿気も多いので保存する際には気をつけましょう。
米びつを使用する場合はお米の継ぎ足しを避け、中をよく拭いてから新しいお米を入れるようにしましょう。

お米に虫がわいてしまったら?

お米の虫は、夏の暑さが厳しい時期に発生します。もし虫が出てしまったら大きな紙(新聞紙等)にお米を広げて陰干ししてください。そうすると虫はお米の中から出ていきます。また、お米を保管している米びつが発生源になることもあります。お米から虫が出たと思っていたら実は米びつからだったというケースが多いのです。米びつは夏に入る前に必ず掃除して下さい。特に計量米びつの場合は、容器の四隅や未使用レバーの中など、目の届かない場所にヌカがつき、そこから虫がわいてしまいます。できれば夏場は米びつではなく、冷蔵庫保管をお勧めします。

お米が濡れてしまったら?

お米は濡れてしまうとカビの発生の原因になります。もしカビが生えてしまったら、カビは体に害を及ぼしますので必ず取り除いてください。袋のまま保管している方は、米袋の空気穴より水が入ることもありますので、袋に水がかからないよう気をつけましょう。また、濡れた手でお米を計ったり、米びつの中に水が入ったりしないよう充分な注意も必要です。

無洗米を美味しく食べるには?

無洗米とは白米の表面に残っているヌカを取り除いたお米のことです。当店ではお米の表面をブラシで磨く『乾式無水洗米処理機』を使用し無洗米にしています。ほかに無洗米にする方法は、水を使ってヌカを取り除く方法や、ヌカとヌカをくっつけて取り除く方法などがあります。水を使う方法では、お米を一度濡らして乾燥させるので、どうしてもひび割れや劣化を起こし、多くの汚水(研ぎ汁)を排出してしまいます。その点、乾式無洗米はお米をブラシで磨くだけですので、お米本来の味と栄養化を変えずに無洗米にすることができます。水を使わず、汚水もでない、環境にやさしい無洗米を是非ご利用下さい。
また、当店ではつきたて(精米したて)のお米も無洗米にできます。是非一度ご賞味ください。

無洗米のおいしい炊き方のポイント
1. 軽く1回すすぐだけ。ここがおいしさのポイント!お米は決して研がないでください。水を入れた時、白く濁っているのはヌカではなくお米の旨み成分のデンプン質です。すすぎ過ぎると旨みがどんどん逃げてしまいますよ。
2. 水加減は普通のお米の時より1割程度増やします。あとはお好みにあわせて量を調節しましょう。
3. 浸漬時間は水温によって変わりますが、最低30分は浸しましょう。

玄米ってどうやって炊けばいいの?

玄米は土鍋や圧力鍋でも炊けますが、もっとも簡単でおいしく炊くには玄米モードがついている炊飯器がお勧めです。お釜にきちんと計った玄米を入れ、2~3度軽く洗い、セットするだけです。水加減は玄米用の目盛りどうりで大丈夫です。目盛りはあくまで目安量ですので、あとはお好みに合わせて量を微調節するのが一番よい方法です。水を入れて軽く掻き回すと、もみ殻などが浮いてきますので取り除いてください。白米のように研ぐ必要はありません。玄米は表皮が硬く水が浸透しにくいため、一晩浸けて置きましょう。もし、時間が無い場合でも最低3時間以上は浸けた方がよいと思います。
最後に塩を少々入れて炊くと、玄米に味がついておいしく食べられますよ。
当店ではいろいろな産地・銘柄の低農薬米ををご用意しております。低農薬米は玄米で食べる方にとても人気があります。是非ご賞味ください。
また、玄米モードがついていない炊飯器の場合は、分づき精米をお勧めします。3分づきぐらいなら、玄米で食べるより比較的食べやすく、普通の炊飯器で炊くことができます。

分づき米ってなに?

玄米は、ビタミンやミネラルといった身体に必要な栄養素を豊富に含んでいます。その玄米の優れた栄養分を残し、ぬか層を少し削って食べやすくしたのが「分づき米」です。当店では、お買上げいただいた玄米をお好みの精米歩合で分づき米にいたします。1分~9分づきまで細かくご指定できますので、初めて食べられる方や健康を考えられている方にもお好みの分づき米をお作りする事ができます。胚芽の香ばしいかおりと味わいのある分づき米を是非一度ご賞味ください。

つき方による違いは?

[3分づき]
一般的に利用される3種類の分づき米の中で、一番精白の度合いが少ないのが3分づき米です。普通の炊き方で玄米の持つ栄養素をなるべくとりたい方、玄米では少し食べづらいという方には3分づきをお勧めします。
[5分づき]
5分づき米になると種皮はだいぶとれていますが、糊粉層以下はまだ残っています。栄養分はなるべく多く残したいけど、あまり食べにくいのはいやだという方には5分づき米をお勧めします。
[7分づき]
7分づき米は種皮も無くなってしまい、糊粉層も少しとれてしまいます。しかし、胚芽はまだ残っています。健康を考えられている方、初めて分づき米にチャレンジしたい方には7分づきをお勧めします。

玄米をまとめて買っても大丈夫?

玄米を30kg袋で購入されるお客様が多くなっています。当店でも玄米の精米を希望されるお客様が増えてきました。しかし、玄米を見てみると時々カビが生えていたり、虫がわいていたり、玄米の保管状態がとても悪いことがあります。確かに玄米は白米より保存には適していますが、ご家庭での長期間の管理は難しいようです。通常、お米は品質を保つために玄米のまま温度・湿度ともに一定の環境で1年間低温保管されます。おいしいごはんがいつも食べられるのはそのためです。各ご家庭でも30kgの玄米を同じように低温管理できればよいのですが、お米の消費量に合わない玄米を購入してしまい、そのままの状態で保管していることが多いようです。
そのような状態ではどんどん食味が落ちてしまい、さらにはカビや虫の発生原因となってしまいます。その上、大量に購入された玄米をすべて白米にしてしまうと保存はさらに難しくなります。 当店としてはおよそ1ヶ月程度で消費できる量の玄米を購入し、なるべく精米したてのお米を食べていただくことをお勧めします。

いつもと同じお米を買ったのにおいしくないのはなぜ?

「今回のお米はちょっとおいしくないわね」とお客様に言われることがあります。お米をいつもおいしく食べることは簡単なようでとても難しいのです。当店では品質・食味とも評価の高い地域の玄米を仕入れ、またその中でもこだわりを持って厳選した玄米のみを使用しております。しかし、お米も農産物なのでいつも同じものはありません。同じ産地のお米でも昼夜の温度差や土壌の違い、生産者一人一人のお米の育て方、流通上での保管状況など様々な要因によって品質や食味に違いが出てしまいます。その中でまれに一つでも条件のよくないお米にあたってしまうと、「ちょっとおいしくない」ということになってしまうのです。また、そのほかにもお米の鮮度や炊き方、炊き上がってから食べるまでの時間、炊飯器やお釜の性能など…理由は様々にあります。もし何かお困りな点がございましたら是非ご相談ください。